子どもを産んで育児がはじまると、泣いている我が子をあやしたり、おむつの交換をしたり、ご飯をあげたりなどやることがたくさんあります。
赤ちゃんの夜泣きが激しい場合、まとまった睡眠時間が取れない、身体を横にして休む暇がない、なんてことも起きがちです。
睡眠不足が続けば、心身ともに疲れてしまいますよね。
そんな新米ママは、時短テクニックを取り入れて、すこしでも育児の負担を減らすのがおすすめです。
この記事では、新米ママが抱える育児の悩みから、試すべき時短方法まで詳しく解説します。
新米ママが抱える育児の悩み
はじめての育児は、わからないことが多く、戸惑いや不安が大きいものです。
慣れない育児・家事をこなすのは、ストレスになりますよね。
ここでは、新米ママが抱える育児の悩みを2つ紹介します。
夜泣きが激しくて家事や料理が思うようにできない
夜泣きとは、1歳半ころまでの赤ちゃんが、夜に目覚めては泣き出す状態のことです。
夜泣きの原因はさまざまで、習慣的に泣いているだけの場合もあれば、空腹や寒さ・暑さ、おむつの汚れなどを訴えている場合などもあります。
毎晩夜泣きが激しいと、どうしていいかわからず困ってしまう方も多いのではないでしょうか。
ネットの情報を試したり、抱っこをしてあやしたりしても泣き止んでくれない場合、ママが泣きたくなりますよね。
昼間は家事や仕事で忙しく、 夜は夜泣きの対応をしていると睡眠不足になりがちです。
睡眠不足になると頭が働かず、昼間のパフォーマンスが落ちるでしょう。
そのため、「料理などの家事や仕事が思うように進まない」という悪循環に陥ってしまうことになります。
毎日育児をしていると精神的にナイーブになる
出産前後の女性はホルモンバランスが急激に変化するので、心身ともに大きな負担があります。
以前は里帰り出産をして、両親や義両親に助けてもらいながら、徐々に子育てに慣れるのが一般的でした。
出産の高齢化が進む現在では、両親が高齢であったり、要介護者であったりする場合、孤軍奮闘で育児せざるをえません。
また、出産するまで乳児と触れ合ったことがないという方も多く、初めての子育てに戸惑いや不安を抱えてしまいます。
一方で、大切な我が子に安全で健康的な食事をとらせたい、元気に育ってほしいという思いも強いでしょう。
女性自身への負担が大きいところに、子どもへのケアも加わると、精神的にナイーブになりがちです。
育児の疲れを放置するとどうなる?
育児は日々続くものなので、疲れやストレスを解消する機会も少ないですよね。
ここでは、育児の疲れを放置するとどうなるのかを2つ紹介します。
育児ノイローゼになる
育児の疲れを放置すると、育児ノイローゼになる可能性があります。
育児ノイローゼには、自覚がない場合も多く、気づかないうちに長期化・悪化することも。
主な症状には、次のようなものがあります。
- 眠れなくなる
- 無気力・脱力状態になる
- 小さなことでイライラする
- 好きなものへの興味がなくなる
上記のほかにも、人に会いたくなくなる、家に引きこもりがちになる、子どもをかわいく思えなくなるなどの症状が発生します。
とくに完璧主義な方、真面目な方は、自分を追い込んでしまう傾向にあるので、注意が必要です。
また、パートナーと接する機会が少なかったり、周囲に助けを求められなかったりする方も1人で抱えがちになってしまうでしょう。
自分に負荷をかけすぎず、手を抜けるところは抜き、人に頼れるところは頼るようにしてみてください。
体調を崩す
産後は、どうしても子ども中心の生活になるため、生活のリズムが狂います。
子ども中心の生活になった結果、睡眠や休息が不足し、体調を崩してしまうことがあるでしょう。
とくに生まれたばかりの赤ちゃんは、1〜3時間おきに母乳をあげたり、あやしたりなどのケアが必要です。
出産で体力を消耗し、ホルモンバランスが変化する女性にとっては、これだけでも大変なことですよね。
夜泣きが続く間は、横になったり、まとまった時間眠れなかったりするまま、気づいたら朝......ということも。
十分な睡眠や休息が取れないことが続けば、体調を崩してしまうのは当然です。
周囲の協力を得ながら、適度にサボる・あたたかいお風呂にゆっくり入る・十分に寝るなどしてみてください。
育児中は、つい子どもが最優先になってしまいますが、自分のことも労ってあげましょう。
新米ママが試すべき育児の時短方法3選!
育児・家事・仕事など、こなすべきことが多い場合、時短テクニックが役立ちます。
ここでは、新米ママが試すべき育児の時短方法を3つ紹介します。
毎日の育児スケジュールを立てる
新米ママが試すべき時短方法の1つ目は、育児スケジュールを立てることです。
育児スケジュールを立てるポイントは、次の2つ。
- 細かいものではなく簡単なものを作成する
- スケジュール通りに進まなくても気にしない
できるだけスケジュール通りに寝かしつけたり、授乳やご飯のタイミングを決めたりすることで、生活リズムができあがります。
生活リズムができると、赤ちゃんが何を訴えて泣いているのか時間によって把握でき、 育児が楽になることも。
パートナーと一緒に実行すれば、体調不良のときに家事がまわらない、なんてことも減るでしょう。
スケジュールが読めれば、仕事時間・自由時間も確保しやすくなりますよね。
「時間通りにいけばいいな〜」くらいの感覚で、スケジュール通りに進まなくても気にしないことが大切です。
赤ちゃんが泣いたら抱っこ以外の方法であやしてみる
育児の時短方法の2つ目は、泣いている赤ちゃんを抱っこ以外の方法であやしてみることです。
「泣くのが仕事」と言われるほど、よく泣く赤ちゃん。抱っこであやす人が多いですが、泣くたびに抱っこをするのは大変ですよね。
赤ちゃんが泣いたときのあやし方は、抱っこ以外にも次のような方法があります。
- お腹をさする・マッサージする
- 手遊びをする・くすぐる
- にらめっこする
- 音が出るおもちゃをつかう
赤ちゃんが泣いたときは、話しかけながらお腹をさすってあげたり、おしりのマッサージをしてあげたりするといいでしょう。
手遊びやくすぐりなどのスキンシップをとれる動作も、赤ちゃんに安心感を与えられます。
また、にらめっこなどの顔遊びや、音の出るおもちゃをつかうと、赤ちゃんの注意を引きつけられるのでおすすめです。
離乳食を販売している食材宅配を利用する
新米ママが試すべき育児の時短方法3つ目は、離乳食を販売している食材宅配を利用することです。
食材宅配とは、ネットやカタログで注文した食材を、自宅まで配達してくれるサービスのこと。
おむつなどのかさばるベビー用品や、離乳食・ミルクなどを販売している会社を選べば、買いに行く手間がなくなります。
有機野菜や無添加食材などを使用しているサービスもあるので、食事の安全性にこだわりたい方にもおすすめです。
時短のために食材宅配を選ぶ際は、次のようなポイントを確認してみてください。
- 離乳食や幼児用の食材の種類が豊富か
- おむつ・粉ミルクなどのベビー用品も購入できるか
- 料理の負担が減るミールキットがあるか
- 食材の安全性は信用できるか
子育て世帯向けに、送料無料や割引サービスを用意している会社もあるので、複数の会社を比較してみましょう。
まとめ
育児中の「時間におわれる」「自分の時間が取れない」という悩みは、時短テクニックを取り入れることで改善できます。
スケジュールを立ててその通りに実行すれば、親子どちらの生活リズムも整って、時間が確保しやすくなりますよね。
また、食材宅配を利用してベビー用品や離乳食などを配達してもらえば、買い物に行く時間や労力を他にまわせるでしょう。
家事の中でも負担が大きい料理は、食材宅配のミールキットなどを利用して、無理なく続けられる仕組みをつくってみてください。